【まなぶ】茅おろし

とうとうこの日がやってきました。神戸北区から「くさかんむり」の茅職人さんが来られ、足場が設置されました。まずは、茅おろしのビフォーアフターのご紹介‼

茅おろしの作業のポイントは、手数の確保と、屋根に再利用しない茅の新たな使い道を見つけること。10年に一度の寒波に見舞われた日に、果たしてどれほどの人が集まってくれるのだろうか? 屋根に使わない茅はどう処理すればよいのか? 心配事は尽きなかったが、古民家の神様は微笑んでくれたようです。

知恵を貸してくださった方々、作業に参加してくださった皆さん、そして栗林さんの提案や、トラックを貸してくださったN氏…。たくさんの方々の支えがあって、このプロジェクトが前へと進んでいることを、改めて実感するとともに、心から感謝です。

「下ろします~」「はぁい」のやり取りの後、ドサッと茅が落ちてくる。茅を長持ちさせるのは煤!そうなんです~落ちてくるのは茅だけでなく、大量の煤埃!マスクはしているけど、マスクを外すと…お互いの顔を見て大爆笑でした~。

【屋根に再利用する茅と栗林で新たな役目を受けた茅】

「屋根には使わない茅をどうする?」「燃やして畑の肥料にする?無煙炭化器あるよ~」「どこの田んぼで燃やす?」「風が強いと危ない…風がおさまるまで田んぼに置いとくのは?」…みんなで知恵を絞っていきついたのは、「栗林に茅は最適やねん~土の湿度をまもってくれるから」と栗のマスターが現れ、なんとトラックもやってきた。

1トントラックと軽トラが、きっと10往復位して、屋根には使われない茅は栗の木を守るという新たな役目を与えられました。能勢の特産物の銀寄栗に使われたことがとても嬉しいです。

 

皆さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。秋には、茅を載せる予定です。

この活動は、プロの方に動画にしていただいています。乞うご期待💛(ゆきこ)