竹小舞は、土壁の土台となる部分で、竹を割って格子状に編み込んでいく作業です。
まず左官職人が、縦の竹を固定するための竹くぎを柱に打ち付けます。その竹くぎを目印にして縦竹を取り付けていき、私たち素人は、その縦竹に横の竹を編み込んでいきます。
最初に、柱の高さに合わせて縦竹の長さを揃えます。竹を割り、節を取り、長さを調整して切る――。それぞれの工程を分担しながら、みんなで竹小舞を編んでいきます。
柱の高さに揃えられた竹は、それぞれの壁の位置に置かれ、横編みを担当する人が順に編んでいきます。
職人さんから教わった編み方を、次の人へ、さらにその次の人へと伝えていきます。
年齢に関係なく、竹小舞の編み方は、習った人から次の人へと受け継がれていきました。
さて、体力が勝負の土練り。春に壁から落とした土をプールに入れ発酵させること半年、天地返しをしながら、さらに藁と水を入れながら練っていきます。職人さんのOKがでるまでの練り作業です。
暑い中、今日も皆さんお疲れさまでした。竹小舞が入り、家が建つんだぁ~という実感が湧いてきています。(YN)