1月9日から里山は雪に覆われ、10日にはその雪が氷に変わりました。11日は中止にしようかと悩んでいたところ、「お昼からお日様が溶かしてくれるよ~」という複数の励ましのメールをいただきました。こんな日に皆さん集まってくれるだろうかと心配していたのですが、蓋を開けてみれば、大人も子どもも合わせて50名もの方々が集まってくださいました。
まずは、ノマディクさんにて、地域の方から頂いた無農薬の温かいお雑煮を食べて、DIY塾をスタートさせるにあたり、大工棟梁の沖本さん、建築士の和田さんお二人のお話を聞きました。
その後、古民家に移動して
・まずはみんなで中のものの持ち出し
・よいしょよいしょ、どす~ん!!と綱を引いての天井の解体
経験した事のない体験、埃まみれの笑顔がいっぱいでした。
能勢町稲地地域で始まった古民家再生は、初期段階から立ち塞がった幾多の問題、悪条件に向かう勇士たちが集まって進み始めた古民家再生‼
プロの技術者・職人さんだけに任せず(予算もない💦)、可能な部分は手ほどきを受けながら、古民家再生に加わって学ぼうと集まってきた人々…そんなみんながチームになって、進めていきます。
プロの技術者・職人さんだけに任せず(予算もない💦)、可能な部分は手ほどきを受けながら、古民家再生に加わって学ぼうと集まってきた人々…そんなみんながチームになって、進めていきます。
沖本大工さん、和田設計士さんのお話
- 素人が加わるDIY塾を組み入れてするという難易度の高い古民家再生。(プロだけでする方がよっぽど楽との事www)
- 日本でも数少ない「茅葺屋根の規制」のない能勢稲地の地で、茅葺屋根の建物に挑戦。葺き替え時期を昔のスパンではなく周期を短くする事によるメリットは、技の伝承
- 古民家再生への思いは様々だけど、共通意識として持って置きたいのは、すべての命の循環を考えた古民家再生。古民家を解体してもひとつもごみは出ない→無駄になるものはない、自然にかえる物ばかりでできている。
- 安心な材料、土壁は火事になっても燃えない。木材が燃えても有害ガスですぐに倒れてしまう事はない。
- 家づくりという仕事→住まいを大切の考える→家を基に暮らしを創る
- 自然から生まれた素材を使うこと、自然の仲間入りをして暮らすこと、程を知った暮らしは、もっともっとと先を求めてしまうことへの反省
プロだけで作るのではなく関心のある人(素人)を巻き込んでする難しさを受け入れて、凸凹チームでやっていく体験からの古民家再生、色んな畑(職・世代)の色んな人が集まってチームになってやっていく古民家再生
悪天の中、それでも能勢までやってきた仲間と引き受けてくれた大工の沖本さんそして倉敷から何度も足を運んで来て下さる建築士の和田さん、陰で支えてくださる地域協力者の皆さんでDIY塾は進み始めました。(よー)