今日は「亥の子」。地域の子どもたちが家々を訪ねてくれました。太鼓の音に合わせて、獅子が舞います。
寝ていた獅子が太鼓の音で目を覚ましますが、最初は耳だけがピクンと動くだけ…。やがて太鼓の音が激しくなるにつれて、獅子は完全に目を覚まし、力強く舞い始めます。
そのしなやかで美しい動きに、子どもたちの身体の柔らかさに見とれてしまいました。
太鼓の音が次第にゆっくりとなり、獅子は静かに頭を下げ、そして最後には、大きな口を開けてから勢いよく閉じ、「バンッ」と音を立てて厄を祓ってくれました。
古民家の中だけで舞ってくれた、貴重なひととき――まるで時空を超えた祝福のような瞬間でした。
本当にありがとうございました。